正解するマド 感想
先日『正解するカド』を見たので乙野四方字さんの『正解するマド』を購入。
乙野四方字さんの作品として以前に『僕が愛したすべての君へ』と『君を愛したひとりの僕へ』を読んでいて名前を知っている程度だったが今回のを読んで他の作品も読んでみたいと思った。
『正解するカド』の感想が感想なだけにそこまで期待していなかったがいざ読んでみるとその考えを後悔した。
想像以上の面白さだった。
終盤は終始頭を鈍器で殴られたかのような衝撃を受けた。
脳内物質が過剰分泌されて興奮が止まらなかった。
カドの設定の使い方が絶妙でうまい具合に乙野四方字作品として落とし込まれてるだけでなく『正解するカド』の正統なる結末の一つになっていた。
むしろこの作品を読んだことにより『正解するカド』に対する評価が上がりもう1度視聴しようと決意した。
この作品を読んだ衝撃は『【映】アムリタ』を読んだ時に匹敵するであろう。
正解するカド 感想
プライムビデオにあったため視聴。
全く前情報無しに見たため0話で「こんなふうに普通に交渉勧めてく感じね」と思ったのもつかの間にいきなりカドが降ってきていい具合に裏切られた。
前半はテンポがいいうえに毎回毎回ワクワクするような展開でとても面白いと感じた。
とくに品輪博士が会見でワムを作ったところは鳥肌が立った。
途中まではいやに異方に反対する沙羅花を好意的に見れなかったけど異方人であることが判明して今までの主張の整合性が取れたからは比較的好みのキャラクターとなった。
マスコミの言野は最初から最後まで好きなキャラクターだったから芯を強く持っててかつその芯を理解出来るキャラクターが好きなのかもしれない。
基本的にハッピーエンドが好きな私にとってはザシュニナの扱いが雑でそこに対して悲しみを感じた。
そのため後半の展開はあまり好みではなく私の中での評価はそこまで高いとは言えない。
しかし全体で見れば作品としての完成度は高くいい作品であると思う。
屋上のテロリスト(知念実希人)感想
スピード感溢れる展開と軽くて読みやすい文体のお陰でスラスラと読めた。
花火職人だったりミサイルだったり表紙だったりで伏線があまりにも自己主張が激しすぎていてそこだけは気に入らなかった。
帯にある「100回騙される」は読んだ後に投げたくなるからやめて欲しい。
読みやすい展開ってのもスピード感に重要なのかもね。
終わり